世界38カ国に配信している経済雑誌の日本版 Forbes Japanウェブ版にて、LandLoopの素材開発や、製品展開のインタビュー記事を掲載いただきました。
バイオマスプラスチックを作るための仕組み、衝突融合についても詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。
「素材を「ぶつけて作った」プラスチック?リサイクルも可能な「LandLoop」の秘密」
URL:forbesjapan.com/articles/detail/48371
いまやプラスチックは悪者です。大地と海を汚し、生態系に悪影響を与えています。疑いようのない事実です。しかし一方で、人に望まれて生みだされ、社会に利便性という恩恵をもたらした “産業の大地” の一画をになっているという事実もあるのです。では、添加物をなくし、地球環境の循環にフィットできたらどうでしょう。捨てても燃やしても害がないと言い切れたらどうでしょう。むしろ大地の栄養になるくらいの、胸をはって使えるプラスチックがあったらどうでしょう。
プラスティコ。ギリシャ語で「成長する」「発達する」という言葉がプラスチックの語源とされます。であるならば、プラスチックは “現在と未来の世界が望む姿に成長できる” というオーガニックな機能をもっているはず。加工性能も、量産できる力も、自由な発想を具現化できる器の広さもそのままに、完全に地球にプラスなプラスチックを作り出す。それがLandLoopの目指す開発思想。
水蒸気と高速回転するローターを用いて高圧、高温環境を作り、ローター内で材料同士を衝突させ混合溶融させます。接着剤や固定剤などの添加物を一切使用しないプラスチックを作り出しています。
使用している木材は製材工程で捨てられるバーク(樹皮)です。通常木粉での製造も可能で、そのほかにも廃棄される植物、牡蠣の殻、食品廃棄物などの海産物でも同様の製造が可能です。
すでに木材100%の素材開発も成功しています。こちらはすべてが自然素材です。
ワールド北青山ビル1Fをメイン会場として開催されたDESIGNART TOKYO 2022にLandLoopが出展しました。今回、アートプロジェクト「Printing Sculpture」を立ち上げ、国内外で活躍する2組のアーティストとコラボレーション。コラボレーターに迎えたのは、ハンドワークで現実の世界をつなぐ3D 造形グループのGELCHOP(ゲルチョップ)と、アムステルダムを拠点に家具やインスタレーションなど幅広いアーカイブを持つデザインスタジオBCXSY(ビクシー)。両者ともに、素材の特徴やプラスチックの未来を模索するなど、LandLoopそのものから着想を得て作品を制作。それらの作品を3Dデータ化し、木粉とPLA(自然由来プラスチック)を原料に3Dプリンターで出力し、展示しました。来場者からは作品の造形とLandloopの環境配慮型素材や活動内容に興味関心のお声を多数いただきました。
2022年10月21日(金)~10月30日(日) 10日間
GELCHOP
http://www.gelchop.com/
木粉20%+PLA 80%
作品 /
「Fusion Sculpture #01」
サイズ /
W320×D280×H390mm
作品 /
「Fusion Sculpture #02」
サイズ /
W274×D208×H208mm
BCXSY
https://www.bcxsy.com/
木粉20%+PLA 80%
作品 /
「Enfold Type1」
サイズ /
180×H480mm
作品 /
「Enfold Type2」
サイズ /
W330×D240×H400mm
ワールド北青山ビル1F 東京都港区北青山3-5-10
Nacasa & Partners
尾鷲陽介
豊島東京本社にて開催した総合展示会2022 AUTUMN / WINTER にLandLoopが出展しました。
これまでに制作したハンガーやボタン、買い物カゴなどのプロトタイプを一挙に展示することでLandLoopが持つ幅広い可能性を発信する機会となり、来場された約1,400名の皆様から大きな反響をいただくことができました。
展示パネル及びテーブル上のイラストはアーティストMariya Suzukiによって全て手書きで仕上げられています。
床材にはデニムの端材などを原料にしたアップサイクルボードを使用し、使い捨てが多くなりがちな展示ブースの制作にもLandLoopの開発思想を落とし込んでいます。
2022年1月12日~2月4日 18日間
Mariya Suzuki
http://www.mariyasketch.com/
プランター、カトラリー、カゴ、ハンガー、ボタン、化粧品ボトル etc.
尾鷲陽介
切り株や丸太を見て人は自然物と感じるのか、人工物と思うのか?人類が初めて作った椅子かもしれないこの造形を、“Fake like a Fake” をテーマにカタチにした “KIRIKABU” と “LOG”。約20年前の初号機から、繊維強化プラスチックを使用しハンドメイドで製作されているこのプロダクトにプランターの機能を加え、最新のマテリアルに置き変え “循環可能な素材” 、さらに “土へと還る” 、進化系切り株型プランターを作る事を検討しています。“KIRIKABU PLANTER“ および “LOG PLANTER” は、植えた植物の成長と共に微生物に分解され、いつしかその植物を支える土になる。DESIGNART TOKYO 2021 企画展「KURADASHI」への出品作品は、Land Loopで作られたフィラメントを使い、3Dプリンターの出力にて制作を行ったプロトタイプです。
DESIGNART TOKYO 2021企画展「KURADASHI」にて展示・販売(2021年10月22日〜10月31日)
GELCHOP
屋久島地杉の樹皮と100%植物由来の樹脂を使用した「Organic Plastic Land Loop」(豊島株式会社提供・制作協力)
縦147mm x 横147mm x 高さ176 mm
縦318mm x 横318mm x 高さ198mm
世界38カ国に配信している経済雑誌の日本版 Forbes Japanウェブ版にて、LandLoopの素材開発や、製品展開のインタビュー記事を掲載いただきました。
バイオマスプラスチックを作るための仕組み、衝突融合についても詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。
「素材を「ぶつけて作った」プラスチック?リサイクルも可能な「LandLoop」の秘密」
URL:forbesjapan.com/articles/detail/48371
「LandLoop」に関するお問い合わせ、ご意見、ご要望、ご質問は、以下のメールアドレスまでご連絡ください。
豊島株式会社
〒101-0033 東京都千代田区神田岩本町2-1
landloop@toyoshima.co.jp